European Stroke Organization Conference (ESOC) 2018 の参加ご報告
European Stroke Organization Conference (ESOC) 2018 に参加して
星野岳郎
2018 年5 月16 日から18 日までスウェーデンのヨーテボリで開催されたEuropean Stroke Organization
Conference (ESOC)に、当科から石塚先生と星野が参加させて頂きました。今学会はNAVIGATE-ESUS、WAKE-
UP、POINT、TIAregitry.org といった注目の臨床試験が目白押しで、大変盛況に終わりました。いずれの試験結果も
発表と同日にNew England Journal of Medicine 誌に公開されています。WAKE-UP 試験でt-PA 群の良好な治療
成績が発表された際には、会場が大きな拍手喝采に包まれました。
石塚先生は「Relations between echocardiography findings and infarct size in patients with ESUS」という演題
で、ESUS 患者の梗塞サイズと経食道心臓超音波所見の関連について発表されました。私は「Stroke/TIA in Asian
and non-Asian populations: a post hoc analysis of the PERFORM trial」という演題で、非心原性脳梗塞/TIA の人
種差を検討したPERFORM 研究のサブ解析を発表させて頂きました。
ヨーテボリはスウェーデン第2 の都市ですが、とてものどかな港町で、運河に沿った美しい街並みが印象的でした。
滞在中は好天に恵まれ、気温が30℃近くになる日もありました。空いた時間には、街を散策したり、Volvo museum
を訪れたりしました(自動車メーカー Volvo の本社がある街としても知られます)。
2019 年は5 月にイタリアのミラノで開催される予定です。今後も国際学会を通じて最新の情報を吸収・発信できるよ
う、臨床や研究に励んでいきたいと思います。